FAGA(女性男性型脱毛症)の治療を始めようと考えたとき、治療内容や効果と並んで気になるのが費用面ですよね。そして近年、FAGA治療の選択肢として「オンライン診療」が注目されています。
「通院するのとオンライン診療、実際どっちが安いの?」
「便利そうだけど、費用面でのメリット・デメリットは?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事ではFAGA治療における通院とオンライン診療の費用について、項目別に徹底比較! 簡易的な費用シミュレーションの考え方もご紹介します。ご自身の状況に合わせてどちらのスタイルが合っているか、比較検討するための参考にしてください。
FAGAオンライン診療とは?
FAGAのオンライン診療とは、スマートフォンやパソコンのビデオ通話機能などを利用して、医師の診察を受け、FAGA治療薬(主に内服薬や外用薬)を処方してもらう比較的新しい診療形態です。

Woman use of cellphone
主な流れ
- オンラインで予約
- ビデオ通話等で医師の診察・カウンセリング
- 処方箋発行、またはクリニックから直接薬が郵送される
- 自宅で薬を受け取り、治療開始
メリットとしては、クリニックが遠方にある方や、仕事・育児などで忙しく通院時間を確保しにくい方でも、自宅にいながら診察を受けられる利便性が挙げられます。
デメリットとしては、直接頭皮を詳細に観察したり、触診したりすることが難しかったり、PRP療法や注入療法などの物理的な施術は受けられない点が挙げられます。
費用比較シミュレーション:項目別に見るコストの違い
では、通院とオンライン診療で、費用は具体的にどう変わってくるのでしょうか? 単純に「どっちが安い」とは言えません。以下の項目別にコストを比較してみましょう。
1. 診察料(初診料・再診料)
- 通院: 一般的なクリニック同様、初診料・再診料がかかります。費用はクリニックにより異なります(例:初診料¥3,000~¥5,000、再診料¥1,000~¥3,000程度が目安ですが、自由診療のため幅があります)。
- オンライン診療: 同様に診察料がかかります。オンライン診療専用の料金体系を設定している場合や、通院よりやや低めに設定されている可能性もあります。逆に、システム利用料などが含まれる場合も考えられます。クリニックごとの確認が必要です。
2. 検査費用
- 通院: FAGAの診断や治療方針決定、副作用チェックのために、血液検査などが必要になる場合があります(例:数千円~)。
- オンライン診療: 血液検査などが必要な場合、提携クリニックでの検査や、事前にかかりつけ医などで受けた検査結果の提出を求められることがあります。オンライン上では実施できない検査があるため、必要な検査が受けられるかは要確認です。
3. 治療薬の費用
- 通院: 処方される薬(ミノキシジル外用薬、スピロノラクトン内服薬など)の代金がかかります。
- オンライン診療: 処方される薬が同じであれば、薬代自体は通院と大きく変わらないことが多いと考えられます。ただし、クリニックによっては独自のセットプラン(診察料+薬代込みなど)を提供している場合もあります。
4. 薬の受け取りに関する費用
- 通院:
- 院内処方:基本的に薬代のみ。
- 院外処方:別途、調剤薬局での薬代支払いと、そこまでの移動コスト(時間・交通費)がかかります。
- オンライン診療: 薬が自宅へ郵送される場合、別途配送料がかかることが一般的です(例:¥500~¥1,000程度/回など)。
5. 交通費
- 通院: クリニックまでの往復交通費(電車代、バス代、ガソリン代、駐車場代など)が毎回かかります。クリニックが遠方であればあるほど、この負担は大きくなります。
- オンライン診療: 一切かかりません。 これが費用面での大きなメリットの一つです。
6. 時間的コスト
- 通院: クリニックへの移動時間、待合室での待ち時間、診察時間など、トータルで数時間かかることも珍しくありません。仕事を休んだり、時間を調整したりする必要があります。
- オンライン診療: 移動時間・待ち時間はほぼゼロ。予約時間に自宅などで待機すればよいため、時間的な拘束が大幅に軽減されます。時間もコストと捉えるなら、大きな差が出ます。
【簡易シミュレーション】あなたの場合はどっちがお得?
以下の点を考慮して、ご自身のケースでどちらがトータルコストを抑えられそうか考えてみましょう。(薬代以外の部分で比較)
- A:通院の場合の1回あたりの往復交通費はいくら? (例: ¥1,000)
- B:通院にかかる時間(移動・待ち・診察)と、その価値は? (例: 3時間。時給換算するなど価値観による)
- C:オンライン診療の場合の1回あたりの配送料はいくら? (例: ¥700)
- D:オンライン診療の診察料は、通院の場合と比較して高い?安い? (例: オンラインの方が¥500安い)
この例だと、
通院の追加コスト = A(¥1,000) + B(時間価値)
オンラインの追加コスト = C(¥700) - D(¥500) = ¥200
交通費だけで見ても、この例ではオンラインの方が安くなります。これに時間的コストを加味すると、差はさらに開く可能性があります。
※あくまで一例です。ご自身の状況で計算してみてください。
オンライン診療のメリット・デメリット(費用面以外)
費用以外にも、以下のような点を考慮して選択しましょう。
《メリット》
- 場所を選ばず診察を受けられる(遠方、海外在住でも可能※要確認)
- 通院時間を節約できる
- 待合室で他の患者と顔を合わせる必要がない
- 感染症リスクを低減できる
《デメリット》
- 医師による直接的な頭皮の触診や詳細な観察が難しい
- 注射やPRPなどの物理的な施術は受けられない
- 通信環境によっては、スムーズな診察が難しい場合がある
- 緊急時の対応が遅れる可能性がある
結局どっちを選ぶべき?
「安い」という観点だけで選ぶのではなく、ご自身のライフスタイルや治療への希望、重視するポイントによって最適な方法は異なります。
- 通院が向いている人:
- 初めてのFAGA治療で、しっかりと対面で診察・相談したい方
- 血液検査やマイクロスコープでの詳細な頭皮チェックを受けたい方
- 注射やPRP療法などの施術も検討している方
- 自宅や職場の近くに信頼できるクリニックがある方
- オンライン診療が向いている人:
- 近くに通えるクリニックがない、または遠方にお住まいの方
- 仕事や育児で忙しく、通院時間を確保するのが難しい方
- 主に治療薬の継続処方を希望している方(初診は対面が必要な場合も)
- 対面診療に心理的な抵抗がある方
まとめ:費用と利便性、治療内容を総合的に比較しよう
FAGA治療における通院とオンライン診療は、費用構造や利便性が異なります。「どちらが絶対に安い」とは言えず、交通費や時間的コスト、配送料などを考慮したトータルコストで判断する必要があります。
また、費用だけでなく、受けられる診察・検査・治療内容の違いや、ご自身の安心感なども含めて、総合的に比較検討することが後悔しない選択につながります。
最終的にどちらを選ぶにしても、信頼できるクリニックを見つけることが重要です。以下のランキングページでは、オンライン診療に対応しているクリニックも含め、各クリニックの特徴や対応状況を比較できますので、あなたのFAGA治療のパートナー探しにお役立てください。